皆様こんにちは。
前回のゲントな建築行脚シリーズはいかがだったでしょうか。
へ~こんな建築あったんだ!
くらいに思っていただければありがたい限りです。
さて
今回は004ということで
気になる照明器具について書いてゆこうと思います。
気になる照明。
「見えないスタンド」
実はこれ。
大光電機さんとJIAが12年取り組んでいる
照明コンペの今年のお題なんです。
「建築家のあかりコンペ」
その前も、大光電機さんのみの照明コンペがありましたが
その時も一度出品したことがありました。
まだ社会人1年目だった頃でしょうか。
徹夜で模型を作って、運よくその時は入賞した記憶があります。
なかなかにブルーなキュービックで綺麗に見えました。
真上から見た写真。
当時のケータイのカメラでの撮影です。
いかがでしょう。
懐かしいですね~。
即席の模型としてはまあまあの出来ということでお許しください。
そうこうして月日がたち
なんと、照明コンペは「建築家の」と枕詞がついてしまったのです。
さて、思いがけず募集を見てしまったので
応募することにしたのです。
まず、一次審査はA2のプレゼンボード。
二次審査はモックアップを現地でプレゼン。
と結構ハードルが高い。。。
しかし、選考された案は商品化の可能性があるとのこと。
それにしても
「見えない」とのお題。
出題者も無理は承知の上ときたものだから
なかなかに面白いのです。
「ミニマルな空間に照明器具は邪魔」
という、いかにも建築家が思う難題を出題するとは。。。
あかりだけがそこにあってほしい。
うーん。
これは考えても考えてもむずかしい。
やはりどうしても形が出てしまう。
それは当然なんだけれど。。。
そこで
雲のような水蒸気のようなもわもわっとした
ところに光が投影されておぼろげに光るというものを漠然と考えていました。
しばらく考えていると
できる限り薄いプレートが積層上に浮かんでいる構想を思いつきます。
それに初等数列を組み合わせていくと
グラデ―ショナルに光が浮かび上がる仕組みです。
それがこれ!
透明のガラスやアクリルでは物質感が強すぎるので
透明ではあるけど個人的にはNGとしました。
軽やかに浮くエキスパンドメタルのような
スカスカしたプレートが好ましいと思うのです。
空気がプレートの上下で行き来するところが物質感を遠のけます。
個人的な感覚なのですが。。。
プレートはテーマに合わせて様々な形状やサイズで型を抜けばよいので
様々な表情は生み出せそうです。
照明器具として
光をため、可視化する。
スタンドの器具としては
限りなく薄く、かすみがかったような状態を表現。
物質が気化してしまったような儚さ。
さあ、審査結果はいかに!
ダメ元なのでご期待せず待ちましょう。
でも、こういう照明あってもいいですよね??
久しぶりに照明コンペの参加に脳トレとなりました。
ちょっとずつネタもたまってきたので
また、来週!!!
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