GLAlog-033/GLAとジェニュインな大晦日
更新日:2021年1月19日
GLAな皆様、本年最後の執筆になります。
約束は破りません!書きます!
ただ、ギリギリになってしまいました。
本日大晦日、ただいま人生40周年記念で「精神と時の部屋」に入っております。
本年もあっという間に終わってしまいます。
そして、お年賀に追われる毎日でございました。年々素敵な方々に出会わせて頂き、その枚数はうなぎのぼりです( ;∀;)
とは言いながら今年は未曽有な状況でありましたので、どこに行くわけでもありませんでしたね。ほんとに、どこも行かなかった・・・
ジムに入会するもほぼ一年無駄な会費を払い続けましたね。
もう、さすがに一旦止めようと。
しかし、まあ、現在ほぼ皆さんがスマホを持つ時代、年賀状という文化自体がナンセンスであるという方も多いのでは。
ただ、年賀状を送り続けることというのは、自分にとってのアナログな儀式に他なりません。
小学校2年生にもらった、美術の先生からの獅子舞の木版画。
あの時の感動は忘れません。
やはり、感動なんです。
生きている実感とは。
心に触れること、このアナログ感はとっても大切なのです。
どれだけ文明が進歩したって僕らは所詮、生き物なのです。
版画に関して言えば、高校生くらいから本格的に挑戦し始めて12年間途絶えることなく刷っておりました。
なんとなく、干支が一周したのでもう、勘弁してください・・・と神様にお願いして路線を変更。
今の建築写真へと移行したのでした。
その年の仕事の一番気に入った写真を載せさせていただき、メッセージを添える。
それが今の定番となっております。
この年賀の形も丁度12年経ったんですね〜。
版画12作、建築12作お持ちの方はレアですね笑
時間さえあれば、また彫りたいなと気持ちは動いております。
絵も描きたい。
書もやりたい。
茶道はどうにか次のステップに進めました。何度挫けそうになったか。
足の痺れに膝の痛み、よくわからない筋も痛くするし、覚えも悪い。。。
にしてもですよ、創作意欲が建築以外にも向かうとはなんと心が健康的なことか(笑)。
そんな、楽を覚えてしまった年賀状製作現場でした。あはは。
さて、GLAな皆様のおかげで、今年はまた充実した一年を過ごさせていただきましたが、一年間伴走していただいたスタッフのナイクさんにも、年末のGLAろぐを飾っていただこうかなと思っております。
では、ナイクさん、ここからご参加いただけますか?
ゲント:
まずは今年一年を振り返って、GLAな仕事はいかがでしたか?
幸い今年は仕事にも恵まれたので、意匠的にも特徴のある「深澤青果南郷店・手稲店」や「蘇芳の器」も完成しましたし、「銀斜壁の境界」ももうすぐ完成ですね。さらに来年は多くのプロジェクトが着工、完成を控えており、その契約への道のりも随分とサポートしていただきました。
ナイク:
コロナに翻弄された一年ではありましたが、本当にありがたいことに案件に恵まれ、結構忙しく過ごすことができました。やはり完成した時はほんとにうれしく、達成感がありますね。特に先日竣工した「蘇芳の器」は、時間によっても違う表情を見せてくれました。ほんとに綺麗で、感動しましたね。また、色々あーでもない、こーでもないと案を検討したりという過程がとても楽しかったです。
ゲント:
今年は特に公私を通して印象的な出来事はありましたか?
建築的なお話をしていただきたいところですが、愛するコンサドーレに関してでも結構です(笑)。
ナイク:毎年、建築を見に色々旅行したりしていたのですが、今年はそれができなかったのが残念でしたね。公私とも充実していた一年でした。今年は仕事もですが、私生活でも友達が増えたりと楽しく過ごしました。何気ない日常が一番幸せですね。コンサドーレは、あまり順位はよくなかったですが、今まで勝てなかった強豪チームに勝てたりと『新しい景色』が見れた一年でしたね。諦めず挑戦し続ければいつか目標は達成できるってことを体現してくれました。応援している身としては、嬉しいですね。何年か前のコンサドーレを知ってる方なら、コンサドーレは『弱いチーム』って印象かと思います。J1へ昇格しても最速降格記録を作ってしまったりしていましたが、J1残留を決めて翌年、浦和や広島を率いたミシャ監督を招聘しました。今まで守備重視だった戦術から、超攻撃的なサッカーへと変貌をとげました。札幌の下部組織から育った生え抜きの若手を積極的に採用し、今年も大卒の若い選手をスタメンで使い続けました。人を育てるってほんと難しいことです。でも経験を積ませることで、若い選手は特に吸収が早く著しい成長を遂げてくれたりもします。でも若いが故、失点してしまったらズルズル引きずってしまったりもありますし、いい試合しながら勝てなかった試合も今年は多かったです。でも、お金にあまり余裕がないチームは有望な若手を成長させながら強くしていくしかありません。来年は今年の若手選手がさらに飛躍して、上位に食い込んでほしいですね。
サッカーの話ばかりしてしまいましたが、コンサドーレが、試合で使用する『札幌ドーム』。原広司さんの設計です。原広司さんは、大阪の『梅田スカイビル』の設計者でもあります。札幌ドームの特徴的な展望台部分、試合の日は少し割引がきくので、ぜひ上ってみてください。結構高いので、高い所に苦手な方は怖いかもしれないですが。
少し写真撮ってきてあるのでぜひ比較してみてください。
【札幌ドーム展望台】





このキャットウォーク痺れますね♪GLA好みです。

【梅田スカイビル】

あの上部のエスカレーターですよね。
なかなか冷静に考えるとすごいこと考えますよね。

上からの見下げですね。
ほんとに高い。。。道路が遠いですね。

夜景も素敵ですね!

私の印象的な建築とサッカーに関しては以上なんですが、ゲントさんはどんな一年でしたか?
ゲント:
原広司氏について語りたいとこだけど、ブログまとまらないから、またにしますか。
けどやはり好きなのは京都駅かな。今考えるとあの時代によくなし得たなという印象ですね。今だとあのようなスタイルは一般の方もすんなり受け入れるんだろうけど。原氏のは、住宅などの小さな作品も興味ありますね。やはり、普通ではない笑
にしても、さすがコンサ愛半端ないね!
同じ宮の沢なのでいつか後援できるようにしっかり稼ぎたいところですね笑!!
リポビタンDのコンサバージョンのビン集めてたみたいだけど流石に片付けました?
家こんな感じなんじゃないですか?

引用元コンサドーレFacebook
僕自身は、そうですね、北海道科学大学の非常勤講師としてお声がけいただき、学生の基本製図を教えるということが新鮮でしたね。しかもリモートで。自宅から学生の課題をあーでもないこーでもないと。できるだけ実務に絡めるように教えましたね。ただの線の引き方から始まり間取りを写すことだけを淡々と教えるのも面白くないので、今やっていることが実際、実務に置き換えるとどういうところに役立つか、ということを知れるとリアルに面白いのではないかなと思って、いろんな図面をお見せしたりしていました。本当はもっと建築の面白さについて熱弁したいんですけど、そういう授業でもないので、セーブしながらって形でしたね(笑)
声しか聞こえない授業形態だったので、自分の受け持った学生たちの顔を見るのも、最後の実技試験の時だけでした。その日は少し感慨深かったです。次年度も引き続き受け持つのでさらに面白い授業にしてゆきたいですね。もともと家庭教師をずっとやっていたのもあるし、教えるのは好きなんですよね。小学生から高校生まで教えていたので、大学生というその延長を楽しませていただきました。
その他には先日、建築家の齊藤裕氏の講演を聞いたことも興味深かったです。
この方です。
なかなかに強面ですが、講演会に限っては優しい雰囲気でありました。