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  • 執筆者の写真 GLA

GLAtalk-036/ヤブラレタチンモク

更新日:2023年11月30日

GLAな皆様.


大変お久しぶりです・・・

二年以上の・・・沈黙・・・


ついに破られました.


随分と久しぶりな執筆にたじろいでおります.


まったくもって前回が「廃墟ネタ」で更新が止まっていたなんて信じられません.

もしかしたら私自身,廃人と化していたのかもしれません・・・


それは冗談ですが,時がたつのは本当に早く

年々スピード感を増しております.

おかげさまで仕事が充実しているということにしておきます.


あれから二年半ですか・・・本心はブログから逃げいていたのかもしれません.

いや,まっとうな働き方改革を遂行していたのだと思います.

お休みにブログは書かないと決めたところ,

やはりこういうことになってしまうことが良くわかりました.


つまり本日は休日の夜中・・・

ですが,書きたい衝動にかられたので書いております.


当たり前ですが,定休日にお休みをいただきますと・・・整います.

心も身体もメンテが必要なお年頃です.


そんな,平和な日々を安穏と過ごしていたのですが,

私の勝ち取った権利に楔を打ってくる熱心なGLAな方が若干名おられまして,

ブログを楽しみにしているのに,もう二年半も更新されてませんよと・・・


静かに私を追い詰めてくるのです・・・


ええ,意外にも何名かいるんです・・・


しかしながら,「楽しみにしている」という文言が私の心を揺さぶります.

思い返すと子供の頃から誰かのために何かをすることが好きな性分・・・


そんな,わずかながらGLAの建築作品にではなく,

この小話を楽しみにしている!という方がいることが判明しましたので

この度,目を覚まし,久しぶりに筆をとる運びとなりました.


近況に関しては,インスタグラムやTOPICSで情報を発信しておりますので

もしかしましたらお話が重複してしまうかもしれませんので,

何卒,寛容にご覧いただけましたら幸いです.


なにせ二年半のブランク明けですので・・・


お話に・・・「キレ」はないかもしれません.いや,ない.


そんなこんなで,何をネタにしたものか・・・


そうですね,ここはひとつ,

二年前と変わったこと,

今の心境などを徒然なるままに書いて行けたらなと思います.



変わったこと・・・


いよいよ老眼が始まったかもしれないと,内心ドキドキしています.

なにせ小さい文字が見えない.

PCの文字もきついし,お店に行った時の値札も良く見えません.

結構大きい文字でも,足元附近の文字は見えない...

これは老眼ではないか?!


これまで若さの惰性で生きてきまして,いよいよそうではないということは

痛感しているところではありますが,やはり色々と認めたくはないわけでして.


しかし,明らかに今までとは何かが違う.

いやむしろ,色々と全然,全く,何から何まで,呆れるほどに,違う人だろこれ?

と思うほどに違う.


そしてアレコレソレの指示語が圧倒的に増えてしまっている現実.


首肩腰を中心とした神経の脆弱さに辟易とし,鍼を打たれ続けている現実.


さらに,ストレスフルで胃に穴が開き,同時に耳も突発的に遠くなった.

(今は完治・・・)


そうしてコロナ渦の中で懸命に業務に当たって・・・気づけば二年.

目もきびしい・・・

なんと設計とは厳しい仕事なのかと常々思ってしまいます.


しかしこの2年半きっと色々あったに違いない・・・


・・・があまり思い出せない.


ただただ衰えてゆくそんな痛々しい現状が頭をもたげる.


・・・・・・・


いやいやいや,前を向いて走っているからこそだろう.

その間にいくつか賞も受賞したり,雑誌に載ったり

実際前向きな嬉しいこともたくさんあったんだ!とむりやり振り返ってみる.


学生時代から読んでいる「Casa BRUTUS」にも巻頭で特集されたり



北海道の「Replan」でも表紙を飾らせて頂いたりした.




そしてありがたいことに二つの大学で非常勤講師の依頼を頂き

設計業の合間にレクチャーをしていたりもします.


そして気が付けば何人かの学生もインターンやら勉強やらで

敷居をまたいできてくれています.


たしかに気持ちに余裕のなかった毎日ではあったものの,

そういうわけで強制的に若い学生たちと意見を交換したりしている日々です.


どうしても若者と話すとオヤジくさくなってしまうのですが,

そこをできるだけぐっとこらえ,

若い子には前を向いてもらいたいとアドバイスするようにしています.


最近では,事務所自体もっとオープンにしていって

設計の寺子屋的な立ち位置になるといいんだろうとも思ったりしています.


もちろん多くの先輩設計事務所はそうされていますが,

GLAも少しずつそういう器になってきているのかなと思ったりしています.


もしかしたら,年を取って丸くなったせいかもしれない...


いやいや,

次代を育てる責任もあると考えているし,

何かしらのきっかけくらいは与えてあげられるかもしれない.

と常々思うのです.


学生たちの「建築脳」を育てるためにはやはり

良質な「栄養」と「好奇心」が重要だと考えております.


「栄養」とは,優れた建築物を知り,実際に見て廻り自分にストックしてゆく作業です.

また,その知った優れた建築物を自分の血や肉とし,「好奇心」をもって,

自分の建築観を磨き,設計においてアウトプットすることが極めて大切なんです.


そんなことを若者に向け最近は強く語っています.


実際建築学科に入っても,意匠的な設計職に進めるのはわずかな人数.


しかしながらまずは志したならば,一旦はみんなが

「建築が大好き」という気持ちを育んでほしいと思っているわけです.


以前建築家の藤森照信氏がなるほどと思うことを話していました.


日本の建築教育は,どこも建築設計をしっかりと教え込む.

その中でいろんな建築家の設計や建築物に触れてゆく.


そうして最後には卒業設計をクリアしなければ卒業ができない.


更には建築士試験においても,学科試験と製図試験がある.

この「製図試験」を通らねばならないので

否応なく,設計の適性があろうがなかろうが

資格を持つものは絶対,最低限の「設計力」を持たなければならない.

設計がとりあえずでもできなければ合格しないシステムなわけです.


それが日本の力強さだと言っていたのを思い出します.


つまり,建築家が設計をリードすることになるわけですが,

その建築物に携わる全員が,一旦は建築家を目指すカリキュラムを経験しているため,

実務においては,意匠,構造,設備,電気関係と立場は違っても

同じ方向性を向いて良い建築を目指してゆきやすい環境にある.

というわけなんです.


当時この言葉にはなるほどと思いました.


建築は設計者一人では造り上げられない.

オーケストラと同じで,多くの人が指揮棒に合わせ

一つのシンフォニーを奏でなければならないわけです.


そういう意味でも,一度は全員建築家を目指すことが重要なんだなと思います.


授業でもそういう話を伝え,建築の魅力を伝えていっているところです.

できる限り学生の琴線に触れるようなアドバイスを通して,

やる気スイッチを押してあげることができたら本望だと思っております.


とは言ってもなんだかんだ,半年にわたる講義準備もボディーブローだったかなと振り返ってはおりますが,充実した一年ではあったなと思っております.

もちろん,本業も神経をすり減らすような緊張感をもって

いくつかのプロジェクトを完成させてゆきました.


なかなか新作の写真も更新できておりませんが,

このGLAトーク同様の理由ですので,ご容赦ください!

頑張ってHPも更新してまいります.


それにしても,もう年末がすぐそこまで来ていますね.

本当に今年もあっという間でした.

BBQの回数が激減したことが物語っておりますね・・・



これから,年内,来期に次々と着工する案件が控えております.

それらに備え,淡々と準備を進める日々ではありますが,

コロナ前と比較すると建築費用がかなり高騰してしまい,業界全体が疲弊しております。


契約済みのプロジェクトの設計準備も一年くらいかけてやっておりますが,

各案件ともに金額調整に難航するといった,未曽有の状況を肌で感じております.


明るい見通しも全く見つけられないですが,

それでもクライアントの夢に応えてゆかねばなりません.

そのような中であっても屈せずに,

クライアント,施工会社,GLAが一丸となって

少しでも良い建築を目指してゆきたいと思っております.


その辺のお話はまた近々させていただけたらと思っております.


やはりキレの悪い回になってしまいましたが,

徐々にギアを上げてゆきますのでお付き合いいただけましたら幸いです!



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