LENNY RHETORIC

生家を建替える計画であった.

夫妻はある音楽家の邸宅の写真をお持ちになり,このようにしたいとお話をされた.

それは到底現実からはほど遠いインテリアであったが,その想いを尊重し,同じとまではいかなかったができる限りのヴォキャブラリーを置換しながら計画した.

整理されたプランでありながらプランを感じさせず,ある種混沌とした世界を作り出した.

それは様々な要素がオーバーラップしながら空間を構築し,身体へも働きかけるような肉迫する構成とでも言おうか.

二人の敬愛する音楽家,レニー・クラヴィッツへの私なりの解釈である.