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GLAlog-006/GLApj-2「鮨」

更新日:2020年3月1日


GLAを応援して下さるみなさま、こんにちは。

いつも読んでいただき誠にありがとうございます。

みなさまがGLAファンになっていただいているはずだと

思い込んで今日も筆をとりたいと思います。


さて、6回目ですが

前回に続きもうひとつ面白いプロジェクトが動いておりますので

お伝えしてゆこうと思います。

まだ自由に妄想を膨らませている段階ですが

宝くじのような相談がありました。


鮨屋のインテリアのご依頼です。

しかも、なんと銀座。

詳細はまだお伝え出来ませんが

某有名店からの独立とのこと。

世界的にも屈指の鮨屋です。


当然世界的評価を視野に入れて開業したい。

そういうお話でした。


まだ店舗候補地を銀座はじめ色々と模索しておりますが

並行してアイディアを練っております。


先日、クライアントに当「森の素形」にお越しいただき

色々と意見を交わしました。

昨今のインテリア事情などをお話し

どういう路線で進めてゆくかイメージのすり合わせをいたしました。


そこでゲントレーベルとしては

当然ごてごてしたような意匠は避けて

「精神的な空間」を目指したいと。


日本の食文化を代表する「鮨」に敬意を払いたい旨を伝えました。

建築は脇役でよいのではないだろうか。

と私自身強く思ってしまいました。

あくまで主役は寿司。


握り寿司は江戸時代末期に誕生し、

庶民の為の屋台を中心とした簡素な食だったものが

どんどんと進化を遂げ、

今では一つの芸術的領域にまで到達してしまった。


追求精神。

実に日本らしい。


江戸っ子のための寿司もいまや最高級となり、

庶民にはなかなか手が届かないのは言うまでもありません。


それもどうかと、個人的に思いますが

成熟した文化ととらえればやむなしというところでしょうか。


その日本の食文化の最高峰である鮨にはやはり

他の追随を許さない哲学や技術が必要不可欠です。


そのような話を交わし、

鮨というシンプルな構成に高度な技に倣い

空間自体も同様に、

そぎ落としながらも手間をかけた艶麗な質感をまとわせたい。


ということで

鮨のレベルに引けを取らないインテリアが要求されるわけです。


冷静に考えると、、、ちょっと怖気づきますね。。。


しかしクライアントも情熱的な紳士だったのもあり

いろいろと話しているうちに、この人のために尽力したい、

そう思わせる素敵な方でした。


それから東京に戻られて工務店サイドともすり合わせをしていただき

二日後に「任せたい」と正式に依頼をいただいたのでした。


正直、宝くじにあたるよりも嬉しいお話。


小さいけれど、そぎ落としながら密度の濃い空間を目指したい。

やりごたえのあるミッションです。


空間を構成するすべての要素を

一つずつ自問自答する日々です。


壁の意味は何なのか。

天井の意味は何なのか。

それを表現する素材は一体何が適切なのか。。。

照明の在り方はどうあるべきなのか。

など、様々です。


素材なども様々に検討して

クライアントのイメージともすり合わせながら

意見をぶつけ合っております。

作家さんに素材サンプルを作ってもらったり

気になる材料があれば視察に行ったり

想像の羽を自由にはばたかせております。


食器も色々と揃えてゆかねばなりません。


主要な仕上げはどこにもないような

GLAオリジナルの物で挑戦しようと考えております。

まだお見せできませんが。


とりあえず、打ち合わせのために近々銀座に行って

最高峰のお寿司を食してきます。

仕事ですよ、仕事(ニヤリ)。


その時には巨匠、谷口吉生氏の法隆寺宝物館などの案内をして

建築の精神性について語りたいと考えております。

少しまじめな話になってしまいました。

今回は新たなプロジェクトと創作の裏側を少しお話いたしました。


また次回お楽しみに。


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悩まれている方、色々とご相談に乗らせていただきます。

何卒よろしくお願いいたします。



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